北京五輪参加選手に呼びかけるニューヨーク・タイムズ全面広告が掲載されました
2008/07/29
北京オリンピックまで2週間足らずとなった 7/29、チベット サポーターによる全面広告(ページA9)がニューヨークタイムズに掲載された。オリンピック出場選手によるチベットサポートを呼びかけるためである。広告のメッセージには「どのオリンピックでも、世界中の人々を勇気づける選手が現れるものである。今この広告を読んでいる選手がそのような選手であってほしい。」とある。
この広告は、Students for a Free Tibet (SFT)によって掲載された。SFT は、エベレストや万里の長城、ゴールデン ゲート ブリッジでの抗議活動などで注目を集めたが、今回の広告に掲載されている Web サイト http://www.AthleteWanted.org は、SFT および International Tibet Support Network (150 を超えるチベット サポート団体による国際的ネットワーク)によって運営されている。
北米、ヨーロッパ、インド、オーストラリアのチベット グループは、オリンピック参加各国の出場選手および候補選手に対し、オリンピックにおいてチベット サポートを表明してくれるよう、情報や資料を送っている。
Tenzin Dorjee (SFT 副理事)によると、オリンピック出場選手には世界的な影響力があり、競技のみならず、チベットの自由と人権をサポートし、正義のために立ち上がることで、人々を勇気づけてほしいという。
http://www.AthleteWanted.org には、具体的なサポート方法が提示されている。チベットの旗を掲げる、「Team Tibet」その他、非暴力的なメッセージが書かれた服を着る、などである。
Han Shan (SFT オリンピック キャンペーン コーディネーター)によると、中国政府はチベット弾圧の口実としてオリンピックを利用しているという。「私たちは、チベットのために立ち上がることによって真のオリンピックの理念である友情、団結、フェア プレーなどを中国政府に示すことのできる選手を探しているのです。」
Yangchen Lhamo (SFT サンフランシスコ湾岸地域担当のスポークスパーソン)は、「中国当局がチベット人の声を押さえつけても、自由な人々はますますチベットのために声をあげるのです。多くの選手は、自分や国のためだけでなく、オリンピックにおける自由、正義、そして人間の尊厳といった価値を信じるがゆえに戦うのだと思います。これらは、チベット人が今、命を賭けてつかみ取ろうとしているものです。」と語った。
Lhamo 氏は、サンノゼ州立大学において最終調整中のアメリカ選手に対する働きかけを行ってきた。サンフランシスコ湾岸地域のチベット人は、サンノゼ州立大学およびサンフランシスコ空港に到着する選手たちにアプローチを行っている。
サンフランシスコ周辺のチベット グループの連合である「SF Team Tibet」では、選手たちに対し、New York Times の SFT 広告のコピー、チベットと中国における弾圧について書かれたパンフレット、オリンピックで選手ができる非暴力アクションの具体例、小さいチベットの旗、「Team Tibet」のワッペンなどが入ったセットを配っている。大学構内への立ち入りを理由にサンノゼ警察による度重なる逮捕もあったが、活動は続けられている。
チベットでは 3/10 のラサでの抗議以降、中国当局による大規模な弾圧が今も続いている。複数の消息筋によると、少なく見積もっても数百人のチベット人が殺され、数千人が拘束されている。仏教僧院は封鎖され、抵抗を封じ込めるための中国政府による政治教育が行われている。
最近の報告によると、ラサ周辺の主要僧院の 1000 人以上の僧侶が 1000 km 以上離れたチベット北部、南部の刑務所や収容所に移送されたという。Times of London によると、移送された僧侶たちの家族には、オリンピック後に彼らが解放され、強制的に故郷に戻されることが伝えられたという。ラサで学ぶ僧侶の多くは、ラサの名高い僧院で学ぶためにチベット各地から集まってきている。外国メディアがチベットに入ることは、ほぼ完全に禁じられたままである。
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