善光寺での追悼法要に向けて
SFT日本
代表ツェリン・ドルジェより
2008/04/22
この度は、善光寺の僧侶の方々と共に、チベットで亡くなった方々を追悼する機会を持てますことを嬉しく思っております。
全ての生きとし生けるものの命は等しく尊く、相手の幸せを願うことで輝くことができると、私は幼い頃より仏教の師たちから教わってきました。
たとえ、それがどんなに小さき命であろうとも、奪ってはなりません。
一つ一つの命を大切に慈しみ、どの命も苦しみから放たれて幸せになるように祈る、これが仏教の祈りであると思っております。
26日はそうした思いを込めて、チベットで亡くなった方々のために、そして、平和のために祈らせていただくつもりです。
この世界で最も価値があることは、平和であるということであると、私は難民として生きてきた体験からそのように実感しております。
平和であるということは、人が拘束・逮捕される危険を感じることなく、自らの思いを自由に表現できる権利が認められているということ、信じるものを真摯に祈る権利を奪われないこと、昔から大切にしてきた静かな暮らしの日々や習慣を守っていくことが許されることではないかと思います。
悲しいことに、チベットではこれら全てがありません。
今回、私たちが長野でアピールするのは、これら基本的人権が認められ、チベットに平和が訪れるよう、世の中に変わってもらいたいからです。
中国政府はダライラマ法王と一日も早く対話を始めてもらいたい、そして、世界の方々にはその実現に向けて、中国政府に働きかけてもらいたいのです。
私たちは、北京オリンピック開催に反対しておりません。
聖火リレーにも反対しておりませんし、妨害するつもりもありません。
私たちはチベットに平和が訪れる日を幼い頃から夢みてきました。
ただ、聖火が通る沿道で、その夢が一日も早く現実のものとなるよう、世界の方々にチベットの苦しい状況を知っていただきたいとお願いするつもりです。
ダライラマ法王が常々強調されていらっしゃるように、非暴力的な方法で、平和的に、合法的に行うつもりでおりますし、そのための調整を各方面に対して行ってまいりました。
どうやら、チベットにはもうあまり時間が残されていないようです。
チベットでは、抗議活動を行った僧侶たちが閉鎖された寺院の中に閉じ込められたまま、食料や医療へアクセスすることができない状態であると聞いています。
みなさん、どうか、チベットを助けてください。
これ以上、尊い命が失われなくてもすむように、そして、チベットに一日も早く平和が訪れるように、みなさんに協力していただきたいのです。
26日は、共に平和を祈ることができることを願ってやみません
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