2008年3月14日――ラサ以外


チベットでの抗議活動はいまだ続いており、亡命政府は29日にもラサで数千人規模の抗議デモがあったと発表しています。中国政府はこの一連の抗議活動を「ダライ集団によるきわめて少数の分裂主義分子による」ものとみなして、ダライラマ法王を「騒動の首謀者」として激しく非難しています。また、19日には、チベット自治区の張慶黎・共産党委員会書記が、ダライラマ法王を「袈裟を着た狼で、人面獣心の悪魔」と評し、中国は「流血をも厭わない覚悟」で戦い抜くと宣言しました。また、中国国営新華社は30日、ダライラマ法王は「北京オリンピックの妨害を通じて、チベット独立運動を画策している」との非難文を配信しています。また、新華社は3月30日、四川省にあるキルティ寺で銃30丁、銃弾498発、4キロの爆発物などを押収したことを明らかにしていますが、真偽のほどを確認しようにも外国のメディアがチベットを独自に取材することは一切禁じられています。国際社会から情報公開への圧力を受け、辛うじて中国外務省と自治区政府は北京駐在の19社を選定し、3月26日から3日間、ラサでの取材を認めましたが、当局の担当が常に同行する、監視された取材でした。取材陣がジョカン寺を訪問した際には、封鎖されていた僧院内から若い僧侶30人が現れ、「チベットに自由はない」「当局はうそを言っている」と涙ながらに直訴するという騒ぎもありました。また、同様の直訴は、4月9日、甘粛省ラブラン・タシキル寺の僧侶たちによっても行われました。

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